粉ミルク調乳および哺乳瓶の消毒についてのメモ
暇なので育児に関することを色々調べています、そのメモ。
粉ミルク調乳および哺乳瓶消毒についての方針
- 哺乳瓶はミルクのこびりつきを防ぐため使用後すぐにすすぎ洗いを行い、食器洗い乾燥機で高温モード(80度)を使って洗浄する。食器洗い乾燥機を使えない場合は食器用洗剤と専用のブラシで手洗いをする。消毒は不要とする。
- 粉ミルクは水道水を電気湯沸かし器で沸騰させたものをすぐに高温のまま使って作り、流水等で冷ますことにする。
- 非常用、外出用に液体ミルクはたくさん買っておく。(たくさん買えば単価もだんだん安くなっていくはず……)
根拠
- 哺乳瓶の消毒については、普通の洗剤での洗浄で十分減菌可能であったという実験がある http://www.oita-nhs.ac.jp/journal/PDF/4_1/4_1_7.pdf
- 「高温のお湯を使って調乳することで栄養が破壊される」という話があるようだが、森永はその分も考慮して設計しているので大丈夫と回答している。大した影響はなさそう。むしろ冷ましすぎてサカザキ菌を殺せない方がリスク高そう https://ssl.hagukumi.ne.jp/CGI/qa/search.cgi?mode=detail&seq=601
- 明治の粉ミルク「ほほえみ」は水道水をベースに設計されているらしい https://www.meiji.co.jp/baby/club/category/products/products275.html
参考にした記事など
【医師監修】哺乳瓶の消毒は必要なの? いつまでやればいいの? | マイナビウーマン子育て
https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/7317
哺乳瓶の消毒には熱湯? レンジ加熱? ママ医師が指摘する消毒以外にも重要なこと (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
https://dot.asahi.com/dot/2018102900061.html
個人のブログやら知恵袋みたいな掲示板では適当なことが言われていて、メーカーのサイトでは慎重なことが書かれていて、かなり混沌としているなと思った。
例えば、
- 個人ブログ「ウォーターサーバーの水は殺菌済みだから、お湯と水を混ぜてすぐに40度にできて楽!」
- ウォーターサーバーメーカーサイトその1「調乳はミルクのメーカーの指示通りにしてください」
- ウォーターサーバーメーカーサイトその2(クリクラ)「お湯と水を混ぜてよい https://www.crecla.jp/blog/2019/04/post-215.html
- 粉ミルクメーカーサイト「冷ます場合は湯冷ましを混ぜてください」
- 個人ブログ「食洗機で洗ってるから消毒不要で楽!」
- 食洗機メーカーサイト「食洗機で消毒はできません、哺乳瓶とか気になるものは自分で消毒してください」
あと、アフィブログみたいなところで「私は個包装されているブロック状の粉ミルクを使っているからサカザキ菌が混入しないため、ウォーターサーバの水を混ぜることができる」とか書かれていて、何もかもが間違っているのではないでしょうか?(サカザキ菌は粉ミルク製造時に混入を防げない、とされている)
一番よくわからなくて気になるのは、ミルクを冷ますために水を混ぜるのはOKなのかNGなのか、という点。
汚染された粉ミルク→ミルクを70度以上のお湯で溶かす(ここで粉ミルク中の菌を十分減らせるらしい)→冷ますために[ 水道水 | 湯冷まし | 市販の軟水 ]を混ぜる(ここで菌が問題になる程混入することはあるのか?)
ここがよくわからなかったのでとりあえず哺乳瓶の外から流水を当てて冷ます方式にしようと思うけど、どう考えてもめんどくさすぎるので軟水ペットボトルを大量に買い込むことになるかも。ウォーターサーバーはコストが……。
サカザキ菌がどこに生息しているのかは、まだ良くわかってないらしい。
サカザキ菌について参考にしたページ
厚生労働省:育児用調製粉乳中のEnterobacter sakazakiiに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/qa/050615-1.html
第10回:乳児用調製粉乳が汚染されているとしたら?|専門家コラム|食品衛生のトータルサイトへようこそ! sanitation|サラヤ株式会社 企業法人向け
https://pro.saraya.com/sanitation/column/kobayashi/kobayashi10.html
その他
How to Prepare Formula for Bottle-Feeding at Home (WHO)
https://www.who.int/foodsafety/publications/micro/PIF_Bottle_en.pdf