シン・エヴァンゲリオン劇場版の感想(ネタバレ)

ネタバレ配慮でTwitter代わりにここに書きます。

公開二日目とはいえ平日朝一の回で行ったからか、そこそこ空いてました。

 

  • 「君たちはもう大人だよ、君たちにはもうエヴァがなくても大丈夫だよ」というメッセージをとにかくめちゃくちゃ感じた。
  • エヴァそんなにしっかり見てないし旧劇も見たんだか見てないんだか曖昧でそんなに思い入れあるわけじゃないんだけど、ちゃんと終わったな〜みたいな感慨がある。
  • 大人になってからエヴァ見ると、なんかまともな大人がいなくて、お前らなーっ大人がなーっ14歳の子供をなーってなるけど、ていうかミサトさんなんですけど、淫行やめろ月野うさぎの声だからって許されることと許されないことがある、でもそんなミサトさんがちゃんと大人やっててグッときた。大人がちゃんと大人をやることで子供も次の大人になれる、そういうアレでしょうか。
  • お父さんと熱く拳を交えつつ語らいながら殴り倒して大人になるのかと思ったらそうではなく、それもよかった。いっぱい話せてよかったね……。ていうか謝って、そしてぎゅってしてくれて本当によかった……お父さん……。
  • スタッフロール見ながら、エヴァ卒業式的な映画だったな〜オタクたちにエヴァを卒業させなきゃって責任をひしひしと感じながら作ったのかな〜って思いながら、そういえば劇中に「カタをつける」とか「責任を取る」とか「ケジメをつける」みたいな言葉がガンガン出てきてたことに気づき、それもすごく自己言及的だったのかな。
  • これ書くまでもない感じだけど、シンジくんは世界を「エヴァがいなくてもいい世界」に書き換えて、それは即ち我々が生きているこの現実世界で、もうシンジくんは14歳ではなく、我々も14歳ではなく、あれから14年だか24年だか経っており、胸のでかいいい女とか素面で言えてしまえる……ウッ……シンジくん……エヴァのないこの世界で……これからも……やっていくという……ほんとに書かなくてよかったなこれは
  • スーツにネクタイでマリと階段駆け上がるの、転職サイトのCMかよ的なとんでもない爽やかさでちょっとウケちゃった。
  • アスカはケンケン(???)にナデナデしてもらい、レイはカヲルくんとなんか仲良くお出かけしてて、どちらでもないぽっと出のマリと爽やかダッシュ決めて終わるのもやっぱり夢から覚めろ的なことなのかなという気がした。
  • シンエヴァを待ってる(待ってたという気持ちはそんなにないけど)間に結婚して産んだ子供が1歳になろうかとしている自分はわりと刺さりやすいターゲットだったのかもしれない。
  • 子供ができたので、捨てられて駅で泣きじゃくる幼少シンジくんの服の襟元のボタンが外れていることの意味をやっときちんと理解できるようになった。子供って頭が大きいから、Tシャツ的な子供服には、被せて着せるときに引っかからないよう、襟元のボタンを外して口を広げられるような機能がついてるんですよね。そしてそのボタンは自分じゃとめられないから被せた後大人がとめてあげないといけない。そしてそのボタンがとめられていない。とめてもらえていない。まともに世話されてないことが一目でわかる。
  • あの……村はなんじゃこれって戸惑いが当初ありましたが……人類が滅ぶとかなんとか壮大すぎる話を狭い人間関係でやってる間も人々は地べたでそれなりに生きてやっていっており〜みたいなことですかね……そしてエヴァエヴァやってる間にかつての同級生達は大人になって子供とか作ってて僕だけがいつまでも14歳で……これもわざわざ書く必要ないやつだな。田植えとかなんとかはレイをちゃんと死なせるための舞台だったんでしょうか?レイが可愛かったからよかったと思います、あと赤ん坊の産声が、わかる〜!ホンニャアアアって泣くよね〜!ってなりました。
  • エヴァのあの〜謎っぽい意味ありげで衒学的なよくわからんところ(アダムとかリリンとか槍とかなんとかかんとか)は全然興味がないのでうーんさっぱり意味わからんって思いながら聞き流してました。
  • あの伏線がこう回収されるのか!みたいなのもあったのかなかったのか、全然わかりませんでした。エヴァの熱心な視聴者ではないので……。Qもうろ覚えだし……方舟ってそういうこと〜くらいかな……前説明されてたっけ??
  • アクションシーンもなんかごちゃごちゃ素早くカメラも何もかも動いて最前列に座ってたのもあって何が起きてるのかよくわからなかったです。
  • 軍艦の扱いが雑すぎるところは無人在来線爆弾的なギャグだと思って面白かったです。子供がおもちゃの船や車や電車をビューンドカーンとやって遊ぶのと同じやつだと思う。

 

長い映画を見ると絶対頭が痛くなるので今すごく頭が痛いです。疲れた。

でも良かったですよ、面白かったのか?はよくわかりませんがとにかく良かった、良かった良かったという気持ちです。